埼玉県さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地を訪ねました。
サクラソウは、江戸時代より多くの園芸品種が生まれた古典園芸植物としても知られます。河川敷や湿地に生えますがその数は減少の一途、絶滅危惧種にもなっています。
田島ヶ原の自生地は、今から100年以上前の1920年に国の天然記念物に指定され、現在は「田島ヶ原サクラソウ自生地を守る会」の方々による野焼きや外来植物の駆除などの活動によって保護されています。
ここを初めて訪ねたのは今から30年以上前、まだフィルムの時代で、中判のテクニカルカメラを担いでました。紅紫色の群生の写真をいくつも撮影できましたが、それから5回目、今日はまばらに開花するのを見るのみで、撮影には手強い相手となっています。
それでも観察するのに好都合の柵の近くに咲く個体も多いので、一度訪れるのもいいと思います。
他にもジロボウエンゴサク、ヒキノカサ、カントウタンポポなど数々の山野草を観察できます。
6弁の花もありました。普通は5弁花
200㎜レンズで圧縮した群生写真。今日はこれで精一杯
黄色いノウルシが大群生。これは昔から。うまいこと共存してほしいです。
午前中は少し寒いくらいでしたが、桜の開花もだいぶ進みましたね。
撮影・4/6 記・中村
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