日本百名山に数えられる群馬県の赤城山(あかぎさん)は県のほぼ中央にあり、黒檜山(くろびさん)・駒ヶ岳などいくつもの山々からなる総称山名です。最高峰の黒檜山は1828mとそれなりの標高ですが、県庁のある前橋市から車で約1時間、標高1300mちょいの登山口に着き、最高峰を踏めることから県民に人気があります。
赤城山で有名な花はレンゲツツジです。今回出かけたのはその見ごろ直前の5月24日。里ではもう過ぎてしまった木々の芽吹きが楽しみです。コースは駒ヶ岳から最高峰の黒檜山へのんびり歩く、お気楽コースです。
登山口周辺ではタチツボスミレが咲いています。ゆっくり歩いていると淡紫をした花のツツジが木々の間にあらわれました。葉より花が先に開くトウゴクミツバツツジです。さらに進むと、花数は少ないながらもシロヤシオです。若葉の樹林下を進むこと約1時間ほどで駒ヶ岳のある稜線です。まだ芽吹いていない木々も多く、あたりは早春の景色。そんな登山道のササ原にあらわれたのはサクラスミレ。花が大きめですぐに目に入りました。この春に里で見たのはもう2カ月も前、4月初旬でした。
コメント
コメントを投稿