栃の葉野生蘭探検隊あらため イイハナ野生らん探検隊。H場隊長に教えてもらったコクランの自生地に出かけました。コクランは本州(茨城県以西)・四国・九州の低山の常緑樹林下に生えるラン科クモキリソウ属の地生ランです。
コクラン。花期は6〜7月。右は前年の果実
場所はほとんど通る人もないであろう山道の際、シダの葉に隠れるように点々と数株がありました。図鑑では3〜10花を総状にまばらにつけるとあり、ここでは皆3〜5花だったので小さめの株のようです。
葉は冬を越すので、葉姿は何度か見たことがありましたが、花は初めて。アップで覗くと、ツヤツヤした紫褐色の花は渋い魅力がありました。唇弁は先端中央が凹んで反り返ります。その上に突き出しているのは花粉塊、左右は、細い側花弁と萼片です。
撮影・7/3 記・中村
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