大きくたおやかな山容の月山は山形県のほぼ中央、湯殿山・羽黒山と共に出羽三山のひとつ。植物の種類も多く、初夏には膨大な残雪と共に色とりどりのお花畑を展開させます。今回訪れたのは8月初旬、昨年に続き雪は少なく、残雪はわずかしかありませんでしたが、天候よく、雄大な風景と共に花々を観察できました。写真は姥ガ岳からの月山上写真は月山神社の鎮座する月山頂上。左奥には明日登る鳥海山が浮かんでいました。
ヤマハハコとハクサンフウロ。今回目当ての花の一つがハクサンフウロでした。月山頂上小屋の裏手に見事な群生地があるのですが、今年はハズレ。小屋オーナーの芳賀竹志さんに聞くと、この2年積雪が少なくそのせいか花の咲き具合は良くないとのこと。温暖化の影響が山にも現れているのでしょうか
咲き始めたアキノキリンソウ。これからが本番の花
大雪城のチングルマ。前回来た時は広く一面に咲いてたのですが。でも13年前、そりゃいろいろ変わりますよね
東北の山の象徴的存在ヒナザクラ。ただし岩木山、早池峰山にはなく、それぞれミチノクコザクラ、ヒメコザクラが見られます
イワイチョウ。名にイワとありますが、湿原や湿った草地に生えます
ネバリノギラン。月山のこの花は全体に色が薄め
上向に咲き葉が茎を抱くのが特徴のウゴアザミ。葉はさほど刺々しくありません。ウゴとは羽後でほぼ現在の秋田県。月山のある山形は羽前ですが、月山に特に多く産します





















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