鬼怒川河川敷のカワラノギク

 鬼怒川河川敷のカワラノギク。日本固有種で、鬼怒川、多摩川、相模川などの限られた河川敷に見られる絶滅危惧種。かつては静岡県の安倍川や黄瀬川にもありましたが絶滅しました。大雨の度に冠水を繰り返し、玉石がゴロゴロ敷き詰められたような過酷な環境に生えます。開花結実すると枯れ、タネによって新たな個体を増やしていきます。カワラノギクのタネは玉石が浮いた隙間に発芽しやすいのだそう。ボランティア による帰化植物などの除去も実施されての花風景です。

10月20日。ちょっとピークは過ぎた感じですが まぁなんとか

足元はすっきりと1本の茎で、上部で枝分かれ。水に流されにくいのだろうか

カワラハハコも盛り過ぎですが、きれいなものです。葉が繊細

カワラハハコ群生。カワラノギクも混じり咲いてます

イタドリ。玉石の間にたくましく。保護活動では抜かれる存在です

咲き残りのカワラニガナ。最盛期は夏です

カワラヨモギの美しい色彩。花の咲いてる株より新芽の方に目がいきます


現地の看板で、シルビアシジミという珍しい蝶の存在を初めて知りました。看板の写真とそっくりだったので必死に撮りましたが、先ほど調べたらどこにでもいる?ヤマトシジミのようです。素人なので確信はありませんが ザンネーン。でもきれいでしたね


散策を終えて

記・中村
 

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