長い距が特徴のナガハシスミレ。別名テングスミレ
福島県会津地方の鳥屋山(とやさん)は、4月下旬のカタクリの群生で知られる、標高581mの低山です。有名な群生地までは駐車場のある地区の集会場から歩いて約20 分ですが、見頃を10日以上逸したので、今回はカタクリあとの春の花散策で山頂を目指してみました。 駐車場からカタクリの群生地?までは約20分ほど、やはり花は終わっていましたが、緩やかな小道を歩いていくと、最上部にはわずかに残っています。
残っていたわずかなカタクリと咲き始めのエンレイソウ
10日早ければ、林床を紫色に染めたカタクリ群生に出会えたかも
群生地からひとのぼりで林道へ出ると、ここから本格的な登山道になります。いったん上りつめた第1展望台から先は緩やかな尾根道で、この辺りから春の花が次々と現れ始めました。
タムシバ。花の後ろにコブシのような一枚葉はつかない
今回の春の花ポイントは、珍しさからいえばタムシバとナガハシスミレでしょう。タムシバは日本各地に広く分布するコブシに似てはいますが、コブシのような花の裏に付く1枚葉がありません。分布の中心は積雪の多い日本海側なので、関東地方では見ることのない樹木です。
ナガハシスミレ。別名テングスミレ
見慣れたタチツボスミレ。花を正面から見ると距は隠れてあまり見えない
ナガハシスミレは距の長いタチツボスミレという姿で、咲いていれば見落とすことのないすみれです。分布は日本海側が中心で、こちらも関東地方ではほぼ見る機会がありません。
第2展望台からは一旦下り、山頂へ登り返します。頂上手前で、漆窪からのルートと合流すると数分で山頂です。山頂は周囲の見通しが良く、南会津・西吾妻・飯豊・新潟の粟ガ岳など四方の山並を見ることができます。
●ルート上で観察した春の花
ヤマエンゴサク。花の下の苞に切れ込みがある
ムラサキヤシオツツジ
ナツトウダイ。実は夏に熟す。三日月形の腺体が特徴。トウザイグサに比べて全体に繊細
ヒトリシズカ
オオイワカガミ
クルマバソウ
キバナイカリソウ
アカネスミレ
花色は濃いがマキノスミレか?
山頂
遠くに白く見えるのは飯豊の山々
●咲いていたほかの花
ユキツバキ・エイザンスミレ・キジムシロ・アズマイチゲ・キバナノアマナなど
記・はしば


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