稜線に咲くハクサンイチゲ
不忘山(ふぼうさん)は蔵王連峰の南端にある三角錐の美しい山。連峰には標高1800mを超える熊野岳、屏風岳、南屏風岳もあります。その中、不忘山の標高は1705mとやや低めです。しかし、連峰の中でもいかにも高山植物らしい種類の多いエリアといっていいでしょう。 登山コースは北側の刈田峠(かったとうげ)から南端の不忘山をめざすのが一般的ですが、今回は白石市側・白石スキー場登山口から山頂へ直登するコースを選んでみました。
まずは、駐車場から20分ほど先にある白石女子高山小屋跡へスキー場の中を歩き始めました。小屋跡手前で直角に曲がり、本格的な登山ルートのスタートです。
サラサドウダン
ガマズミ。ミヤマガマズミの葉先はやや伸びる
ウラジロヨウラク
ドウダンツツジ
コマユミ
サワフタギ
日本海側に多いタニウツギ
コースタイムのほぼ半分にある弘法清水が近づくにつれ、木々の花々が目立ち始めてきました。種類は、サラサドウダン・ウラジロヨウラク・ドウダンツツジ・コマユミ・カマツカ・ガマズミなど。珍しいことに木陰ですがコバイケイソウ、地面に張り付くようなモウセンゴケ、ツマトリソウ、マイヅルソウもあらわれてきました。
マイヅルソウ
モウセンゴケ。コモウセンゴケは柄がはっきりしない
コバイケイソウ
ツマトリソウ
南屏風山から不忘山への尾根
カエル岩に着けば山頂はもう少し、刈田峠からの稜線斜面にはまだ雪を望めます。登山道脇には丈の低いタカネナナカマドやマルバヘビノボラズなどが生え、あたりの景色から高山帯へと変わったのがわかります。確か、稜線には少ないタカネバラはまだつぼみですが多く自生しています。次回は時期をもう少しずらして訪ねたいものです。山頂手前では開花の進んだハクサンイチゲも咲いています。
頂上で大休止。花の多そうな南屏風岳方面へ少し進み降りると、ちょうど見頃のハクサンイチゲ、ミヤマオダマキ、ハクサンチドリ、チシマゼキショウなどが咲いています。
ハクサンイチゲ。先に見た花は弁先がとがり気味だったが、この株は丸みがあった。また、同じ株でも花びらの枚数は違うようだ
チシマゼキショウ
ミヤマオダマキ
ハクサンチドリ
ミヤマキンバイ。よく似たイワキンバイの花弁の先は凹まない
体力と時間が許せば、山頂からは南屏風岳方面経由でスキー場のある登山口へと周遊するのもいいでしょう。
○咲いていたほかの花
ヤマツツジ・レンゲツツジ・アズマギクなど
記・はしば



コメント
コメントを投稿