登山道脇の残雪
イワカガミ
一切経山(いっさいきょうざん)は福島県北部の西吾妻、福島市と猪苗代町境にあり、登山口のある浄土平へは東北道福島西インターから磐梯吾妻スカイラインで約1時間弱です。標高は1948m、一帯は冬季の積雪が約2mもあり、6月上旬の山開きの頃になると雪田跡特有のさまざまな高山植物が咲き始めます。山名は仏教の経典、一切経が埋められたという伝説に由来します。
今回は浄土平から一切経山へ、そして酸ヶ平、鎌沼、姥ケ原を周遊しました。
浄土平の登山道入り口
ミツバオウレン
登山道沿いの草付きに混在するイワカガミ、ツマトリソウ
マルバウスゴ
クロマメノキ
イソツツジの咲く浄土平の湿原を歩き始めて約30分ほど、前方右に残雪が見えてきました。このあたりから雪田跡に咲く高山植物のメインになります。登山道の石の隙間に1㎝ほどの白いスズラン型の花があらわれます。赤いがくの取り合わせがかわいい花はイワハゼ(別名アカモノ)です。似た壺型の花を咲かせている木はマルバウスゴとクロマメノキです。進むと、両側の草付きにどこまで? あるのだろうと思うほどのイワカガミが続きます。さらにツマトリソウ、ミツバオウレンなども。1時間ほどで酸ヶ平です。分岐を右へ、ひと登りすると山頂です。
登山道沿いから振り返ると東小富士の大きな火口が左に見える
山頂手前は荒涼としたなだらかな道
山頂西側の五色沼。別名、魔女の瞳とも
分岐まで戻り、鎌沼方面へ。湖畔の木道沿いにはワタスゲ、チングルマなどが咲き、真近に見ることができます。
山頂手前から見える酸ヶ平(中央)、鎌沼(右奥)
鎌沼畔のワタスゲ
鎌沼から姥ケ原への木道沿いに咲くチングルマ
今回の周遊コースはゆっくり歩いて約3時間。姥ケ原から南の東吾妻山、浄土平から吾妻小富士を加えるのもいいでしょう。
姥ケ原から浄土平への途中、樹林帯に咲くマイヅルソウの群生
記・はしば



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